Q. 土壌水分センサー感知部の計測有効範囲を教えてください
A. プローブ(測定部(※))の中心を基準に、概ね半径5cmの範囲を感知します
※ 土壌水分センサー先端の、薄い板状の部分。
Q. 土壌水分センサーは地中に埋めても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です
土壌の測定位置まで水分計を埋めて使用するのが理想的です。
センサー本体を横にし、土中の水の移動方向に沿ってセンサー板を設置します。
Q. 水分計の感知部には裏と表がありますか?
A. あります
水分計の薄い板には表裏があり、先端に商品名のない面のほうが感度が優れています。
Q. 水分計の清掃や保管方法は?
A. プローブ部分を清水で洗浄し、水気を拭き取ってから保管してください
土壌水分センサーは、農業・工業環境向けの精密機器です。
詳しくは、土壌水分センサー「取扱説明書」(※)をご覧ください。
※ システム納入時に付属。
Q. 水分計の耐用年数は?
A. 連続使用で約3年です
製造元の保証期間は1年になります。
保証期間を超えた場合、修理対応は行えませんので、あらかじめご了承ください。
Q. 水分計を増設したいです
A. 販売店にご相談ください
Q. 日射センサーが計測した日射量はどこに表示されますか?
A. 灌水コントローラ本体の液晶画面に表示されます
Q. 日射量を測定する目的を教えてください
A. 天候を判断する際の目安として利用します
日射量250W以上が晴れ、150W以上は曇り、150W未満を雨天とみなします。
Q. 日射センサーを移設する場合の注意点は?
A. 日陰(樹木などの影)にならない場所を選び、日射計パネル面を南に向けて設置してください
Q. 日射センサーのケーブルを延長したいです
A. ケーブルの延長はお勧めしておりません
Q. 日射センサーを発電に流用できますか?
A. できません
日射センサーは、日射量測定用の特別仕様パネルです。
発電用途には適しておりません。
Q. 他メーカー製の日射センサーやソーラーパネルを接続できますか?
A. 本装置の故障の原因となりますので、付属指定品以外は接続しないでください
Q. 日射センサーの耐用年数は?
A. 約5年です
メーカー保証(国産特注品)は1年です。
Q. 日射センサーの清掃方法は?
A. 簡単に払いのけられる落ち葉などは、適宜、取り除いてください
砂埃や鳥の糞などの汚れは、受光部(黒いパネル)を傷めないよう、清水または中性洗剤で清掃してください。
Q. 電磁弁を交換/追加したいです
A. 販売店にご相談ください
同一品の交換となる場合は、電磁弁の型番を販売店にお伝えください。
Q. 水源を変更したいです
A. 販売店にご相談ください
Q. センサーの種類と役割について教えてください
A. 基本構成では、以下となります
・土壌水分センサー … 土壌の水分量を計測します。
灌水コントローラ本体の液晶画面には、体積含水率として表示されます。
・日射センサー … 日射量を計測し、天候を予測します。
Q. 養液混合器を利用できますか?
A. できます
養液土耕栽培では、2台のドサトロンをそれぞれ独立制御できます。
ドサトロンは流量比例式混合器で、時間当たりの流量により液肥の量が計算できますので、
養液混合条件を設定して養水分を管理することができます。
また、チューブ内の圧力が一定になってから混合器を動作させる機能、
灌水前後にチューブを洗浄する機能がプログラミングされています。
Q. 灌水用のチューブはどのようなものを使用すれば良いですか?
A. 灌水量を知る上で、点滴灌水チューブ(ドリップ式)を推奨しています
【注】 作物に応じて適する灌水方法は異なります。
灌水用チューブ導入前には、販売店や普及員の方にご相談ください。
Q. 「EBスプリンクラー」を電気設備のない圃場で使用できますか?
A. ソーラーシステムと組み合わせることで使用可能です
群馬県農業技術センターとの共同研究・実証実験を経て本装置のソーラーシステムを製品化しました。
群馬県片品村では、雨よけトマトの定植のソーラーシステム実証実験が終了した後も
ソーラーシステムによる自動灌水を継続しています。
電源の無い場所で使用する場合は、圃場の確認を行った上でソーラーパネルやバッテリーを選定し、
余裕をもった構成でのソーラーシステムをご提案します。
Q. 本体や制御盤の保管方法は?
A. 取り外したときは、水濡れしない場所に保管してください
保管する際は、上に物を乗せないようにしてください。
シーズン始めに再取り付けしたときは、最初にシステム日時等の時計情報を修正してください。
本格的な使用を開始する前に、各種設定を見直すことをお勧めします。
Q. 日射量と水分量による自動灌水(EB灌水)とタイマー灌水は、チャンネルごとに設定できますか?
A. できます
例えば、
・チャンネル1、2 → 「EB灌水」を設定
・チャンネル3~6 → 「タイマー灌水」を設定
…のように、チャンネルごとに灌水条件を設定することができます。
更に、
・チャンネル2、4 → 「養液混合灌水」も設定
…のように、複合的な灌水条件を設定することもできます。
育苗用ハウスと定植用ハウスがある場合においても、
コントローラ1台でハウスごとに異なる灌水条件での運用が可能です。
Q. ワンタッチ灌水をチャンネル1だけ行うことができますか?
A. できます
例えば、チャンネル1~6の各々に灌水条件を設定している状態で、
チャンネル1だけ少し余分に灌水したいときは、
チャンネル1のワンタッチ灌水を実行(※)…といった使い方が可能です。
※ 他のチャンネルで灌水を実行していないときに限る。
Q. 灌水記録や灌水時のセンサーデータを確認できますか?
A. できます
「EBスプリンクラー」は、「いつ・どのチャンネルに・どの方式で灌水したか」と共に
灌水時点でのセンサー計測値をコントローラ内部に記録しています。
コントローラ本体の「灌水ログ」画面上で確認することができるほか、
コントローラにUSBメモリを接続して、外部に保存することも可能です。
外部保存した灌水記録は、パソコンなどで利用することができます。
【パソコンで確認する場合】
コントローラ本体からUSBメモリを取り外し、パソコンに接続します。
保存されているファイルは、Excelなどのアプリケーションで開くことができます。
弊社作成のExcelマクロツール「EBスプリンクラー グラフツール」であれば、
ログデータをグラフ化してご覧いただくことも可能です。
データ構造等については、灌水コントローラ「操作マニュアル」(※)をご覧ください。
※ システム納入時に付属。